オーパストの絶対的支柱である青山礼満代表が、2019年に引き続き2020年も見事年間売上No.1を奪取。コロナにより前代未聞の状況に迫られた中、プレイヤーとして、そして代表として思っていたことを語ってもらった
ー2年連続年間売上No.1おめでとうございます。昨年は様々な困難があったにも関わらず、V2という結果で終わりました。昨年を総括するとどのような年でしたか?
礼満●ありがとうございます。でも正直、今回はこういうご時世ですから手放しで喜べないですし、自分でも獲った!という実感はあまりないんですよね。1回目の緊急事態宣言中は本当にしんどくて、2ヶ月間は売上もほぼない状態でしたので、後半で巻き返したという感じでしょうか。
ー昨年は前代未聞の危機にさらされ、代表としても大変だったのではないでしょうか?
礼満●うちも含め業界全体が初めてのことで、それぞれのグループ・お店が何が正解で何が不正解を手探りで探し、良い方向を探していったのではないでしょうか。オーパストでは基本的な指導を行い、必要最低限以上の接触などを徹底的になくし、さらに営業時間の変更なども行いました。何よりも出勤できない期間でも従業員全員のモチベーションが下がることなく、むしろ上がって早く仕事をしたいという方向に向いたのは、代表としてとても喜ばしいことでした。僕がいちいちどうこう言わなくても、個々で考え行動してくれたおかげですね。なので、大変だったということは全くありませんでしたよ。
ー礼満さん自身は宣言解除後の営業に変化はありましたか?
礼満●あくまでも僕の場合ですが、解除後であっても無理に来てくださいというお願いはしませんでした。でも逆に、こんな時なのに頼ってくれないんだと思うお客様もいるので、僕のやり方が正解だとも思っていません。プレイヤーやお客様の性格によってそれぞれ異なるのは当然ですから。僕のお客様の場合は、あそこで無理強いをしなかったから信頼を保つことが出来たと思っています。今でも「感覚がまともだったんだね」と言われますから(笑)。
ー礼満さんはその時期に、お客様からの信頼度が上がったということですか?
礼満●あの時期は信頼を上げるというよりも下げてはいけなかった期間だと思っています。僕らは来ていただいたお客様を楽しませる、喜ばせるのは当たり前ですが、1番大事なのはミスを減らしてお客様にとってマイナスになってはいけないことだと考えているからです。ですので、あの期間に株を上げようという気は全くなくて、嫌な人にはなりたくなかったんですよね。お客様の立場になって考えて、いま僕から「来てくれ」と言われたら嫌だなと単純に思いました。先程も言いましたが、あくまでも僕のやり方、僕のお客様に対してがそうだっただけで正解かどうかはわかりません。
ー礼満さんとお客様の関係では、そのやり方が合っていたということですね。
礼満●僕と同じ考えの人もいれば、真逆の考え方の人もいるので、お店は上手くバランスが保たれているのだとも思います。全員が一緒の考え方で進めていたらお店が潰れちゃいますから。
ー確かにそれはあるかもしれませんね。様々な考え方のプレイヤーいるからこそ、いろんなお客様に対応できるわけですからね。そんなオーパストで、昨年にとんでもない飛躍を見せた人がいますよね?
礼満●NEWスターが誕生しましたね(笑)。KEYは昨年1年でかなり成長しました。彼のすごいところは好奇心が旺盛で、様々なことに対して?をつけられるところ。なんでこのお客様はこういう事を言ったんだろう?言ってくれたんだろう?を常に考えて自分で答えを導き出せるんです。それってものすごい大事な事なんですよ。入った当初は、言われたことをただこなすだけで、仕事面白いのかな?と思っていたぐらいですが、いまや自分に自信がついて頼れる存在になりました。
●先月号のMIAMIの表紙を飾ってくれたKEYくん
副主任の桃太郎も昨年初めてのNo.1を獲って、そのままの調子で1月も獲ってV2。苦労人の1人だったし、僕との付き合いも長いから初Vの時は思わず泣いちゃいましたよ。さらに今年は叶(りた)も間違いなく伸びる1人だから、オーパストの層はまた一段と厚くなります。
●初No.1の時はひっそりと礼満代表が号泣したというウワサの桃太郎くん
●今年、大注目のルーキー叶くんの熱量は上がりっぱなし
ー聞いていると礼満さんは、自分の売上よりも従業員の成長の方を喜んでいるように見えますね。
礼満●ぶっちゃけそうかもしれません(笑)。桃太郎のNo.1で泣いた時にお客様から「自分の時は泣かないのに」と言われ、その時に自分自身も変わってきているんだなと実感しました。No.1を獲ることはもちろん喜ばしいのですが、従業員が目に見えて成長している姿を見てるほうが嬉しくなってきています。でも、まだ僕はNo.から上がるつもりもないし、全員をライバルだと思っているので今年もNo.1は獲るつもりですよ。純粋に負けたくない(笑)。
ーでも代表職もこなしながらプレイヤーとしても成績を残さないといけないのは大変ではないですか?
礼満●どんな仕事でも役職であっても楽な事はありませんし、うちはプレイヤーと内勤の関係性が抜群なので余計なストレスを感じずに仕事に集中できるんです。他店のことはよくわかりませんが、少なくともうちは対等でありお互いをリスペクトしています。オーパストでは僕と店長とプロデューサーの3人がいて幹部陣がその下にいるのですが、1人が物事を決めるのではなく全部多数決で決める民主主義なんです。自分の中でめちゃくちゃ良い案だと思っても、過半数に達しなければお蔵入り。そんなお店なんですよ。
ー店長と礼満さんの関係性は撮影や取材のときにも感じてましたが、長年の友達という感じですよね?
礼満●同じ熱量を持って仕事が出来る人間がすぐ側にいるのは本当にありがたいことです。店長とは同世代で本音を語り合える特別な存在であることは間違いありません。みんなからこんなに信頼されている人も珍しいんじゃないですかね。逆に店長がいなければお店はぶっ壊れると思います。それぐらい必要不可欠な人です。みんなが自由に気持ちよく仕事ができるのは店長なしでは考えられませんね。それに僕の事も特別に見てくれているというのがわかるので、僕も逆に特別視しちゃますよ♥(笑)
ーでは最後に、今年はどのようにしていきたいとかありますか?
礼満●まだ緊急事態宣言の最中なので、どうなるかが想像出来ないというのが本音です。昨年の4月に「今年は生まれてから1番つまらない夏がくる」と言ってたのですが、本当にその通りになりました。当たり前だったことが出来なくなる辛さは十分に身に染みたので、1日でも早くみんなが笑顔になれるといいなとそう願うだけです。あれ?求めてた回答と違います?(笑)
2019年・2020年 2連続年間売上No.1
OPUST 青山礼満代表
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