誰でもひとつは趣味があると思うけど、いま歌舞伎の最前線で戦っているホストたちもそれは同じ。ただ、少し違うのが稼いでいるだけに、それにかける費用が人より若干上だったりするんです(笑)。なんなら、趣味のために仕事を全力投球している人もいたり…。今回は、4人の猛者をクローズアップ!
my hobby is CREATOR
※この写真は本人自ら合成・加工をしています
DeZon
天真らんま テンシン ランマ
モノ作りは自分の原点
自分自身も作品のひとつ
小さい頃から何かを作ることが好きで、それこそコスプレの始まりは小学校時代に黒いゴミ袋で作った忍者だったと思います(笑)。中学の文化祭では監督、脚本、編集をした映画を制作し、そこで高い評価を得られたのがすごく気持ち良くて、ハリウッドの映画監督になるという夢を抱いたのはこの時。高校卒業後は映画学校に進学し本格的に知識を学び、ホストになった後は一旦休業してニュージーランドの有名な映画学校入学して勉強しました。その頃には3D VFX、アニメーション、イラスト、絵本、コスプレなど作ることにどっぷりハマっていましたね。
コスプレの魅力はもう一人の自分になれるところにあると思っています。アニメなどのキャラクターになりきるのももちろん好きなのですが、自分でオリジナルキャラを作った方が早いのでは?と思うようになってきて、自分でデザインして発注するようになりました。さらに、結局コスプレはキレイな顔の方が断然ウケが良いので整形もはじめたんです。
これまでの総額
2000万円(整形も含む)
吉本に入ることも含め
全てはハリウッドに近づくために
日本に戻った理由はお店の立て直しで、戻ってきた当初のグループ売上は最下位でした。とにかくお世話になった冬月に少しでも恩返しをしたくて、結局それは店をグループNo.1にすることだと考えています。そう簡単にはいきませんが、全員のモチベも高いし実際に数字も徐々に上がっているので不可能だとは決して思っていません。それに、最下位からトップになったら物語的に最高じゃないですか?いずれこの実話を基に映画を作りたいと思っています。
店売上No.1になるためにもっと僕自身が有名にならないといけないと考え、今年の4月から吉本のNSCに入り芸人になることにしました。メディアに出ることで少しでも集客に繋げられればだし、有名になれば作った作品を世の中の多くの人たちに見てもらえると思うんですよ。最高の作品が出来たとしても、有名人であるのとないのでは評価の基準が格段に違いますからね。
とにかく今年は芸人として芸を磨きつつ有名になって、絵本や小説、そして映像作品を作って世の中に発信していきたいです。余談ですが以前、社長からもっとハイブランドのアイテムを身につけなさいと言われたのですが、自分好みのモノがなかったので、財布や鞄など作ってしまいました(笑)。かなり出来が良かったのでいずれ販売しようかな…。
東京都新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館6階
03-6457-3101