今までのホストイメージとは一線を画すコンセプトホストをモチーフにした3店舗目AbsoLを今年オープンし、
さらなる急成長を続けるAグループ。今回は異例の速さでの昇進を経験したAbsoLの希咲隼人社長、
そして今年AVANTIの店長に昇進した雪夜店長がその軌跡について思いを語ってくれた。
目次
上に立つというのは嫌われる覚悟を持つこと
隼人●雪夜は今年AVANTIの店長に昇進したけど、今の心境は?
雪夜●悩むことがめっちゃ増えましたね。
隼人●悩む…というと?
雪夜●店長としてどういう判断をすればいいかです。僕は以前まで、人に嫌われたくないって気持ちが強かったので、厳しいことが言えなかったんですよ。でも、店長になると、どちらを選んでも誰かに不満が残るような判断を下さないといけないじゃないですか。
隼人●あるよね、そういう瞬間は。僕は雪夜と少し違って、当時はプレイヤー兼代表という立場で、あんまり嫌われるようなことをしてしまうと人がついてこないから、そのバランスが難しいけど…。
雪夜●最近やっと厳しい判断が出来るようになってきた所です。日々、成長の場だなって思いますね。
隼人●雪夜の口からそういう言葉が出るようになったのが嬉しいね。上から目線で聞こえたら申し訳ないけど、本当に成長したよね。
雪夜●ありがとうございます。上に立つということは、誰かに嫌われる覚悟を持つことだと思っているので。全員に良い顔をするリーダーはダメなんじゃないかなと思っています。
隼人●そういうコメントを聞けただけで、雪夜が店長という仕事を本気で考えていることが伝わるよ!
雪夜●ありがとうございます!
A-GROUPの成長スピードが早い理由は!?
隼人●さて、では本題に入ろうか。「A?GROUPは成長スピードが早い」ってよく言われるけど、雪夜はなんでだと思う?
雪夜●僕は3つの理由があると思っています。1つ目は性格の良い人間が多いので、派閥などがなくてチームワークを組みやすい。2つ目は未経験でもちゃんと育てるノウハウがあること。3つ目は給料システムが良いこと。つまり、環境が良いってことです。環境が良いので働きやすいし、働きやすければ長く続くので成長していくってことじゃないですかね。
隼人●確かにそれは凄く重要な要素。実際にそこにも力をいれてはいるけど、他のお店でもそれをしている所は多いんだよね。
雪夜●確かにそうですね。
隼人●雪夜が挙げた理由はもちろんあるとして、そこに加えてA?GROUPがさらに力を入れているのは「夢を本気で応援しよう」という姿勢だと僕は思うんだ。
雪夜●それ、分かります!
隼人●上の人間が、スタッフ一人ひとりの夢と向き合おうとしているから、リスクを取ってでも、成長のためのチャンスを与えてくれる。だから僕は24歳で代表になったし、雪夜も25歳で店長を任されているんだと思う。
雪夜●そうですね。僕なんて一度ホストを辞めた出戻り組なのに、それでもチャンスをくれて、店長という重要なポストを任せてもらっていますからね。そういう器の広さはすごく感じます!
隼人●例えば僕の場合は、経営をやりたいっていう夢があるんだけど、それについても社長は応援をしてくれていて、個人的な勉強会とかを何度も開いてくれている。チャンスと一緒にサポートもしてくれるから、どんどん成長していけるんだよ。うちのグループであれば、20代で起業だって夢じゃない!
隼人社長と雪夜店長、ふたりの出会い!
隼人●せっかく雪夜と対談できるのなら、せっかくなら昔の話もしようか。雪夜がAVANTIに入って来た時、僕は確か代表(24歳)をやっていかな?
雪夜●そうですね。僕が新人で入った時(21歳)は、隼人さんはお店のナンバー1で、必ず数字を出していました。憧れだったので、ずっと隼人さんみたいになりたいと思っていましたから。
隼人●そうだったの?いろいろご飯はいったと思うけど、正直に言って、そこまで慕ってくれている雰囲気は感じなかったけど。
雪夜●ひどいな~(笑)。口には出してなかったかもですが、気持ちなので…気持ち!
隼人●たぶん、僕のこの接し方は雪夜だけじゃなくて、新人全員にしていたからね。新人の子は3ヵ月とかで辞めちゃう子もいたので、それを越えたあたりからしっかりと接していく感じになるよね。ホストって破天荒なタイプが多いけど、雪夜みたいな真面目なタイプは珍しかったので、面白いなとは思っていたけどね。
初めてのバースデー、イベントが大失敗!
雪夜●僕が入店した時は、隼人さんはすでにナンバー1だったのでそれ以前を知らないんですよ。昔から数字を出していたんですか?
隼人●そんなことはないって。僕は22歳でホストになって、最初の1年半くらいはなかなか結果が出なかった。
雪夜●そんな時代があったんですね。
隼人●一番ひどかったのは、ホストになって最初のバースデーイベント。内装も作り、タワーも設置し、シャンパンは20本くらい用意していたのに、計算が狂って誰も来なかったからね。あれは恥ずかしい(笑)。
雪夜●それは凄い(笑)。自分だったら、ショックで次の日にホストを辞めてそう…。
隼人●まあ、それでも想定内だからね。そういう意味で心が折れたことはないかな。最初から売れる人はごく少数だし、正しい頑張りをすれば、必ず結果はついてくるからね。
昼職よりもホストの方が仕事に真面目!?
隼人●雪夜の入店当時はどうだったの?僕が直接、雪夜を指導したわけではないから、あんまり分からないんだよね。
雪夜●僕は21歳でホストをスタートして、入店半年で、初回の子に恋をして色ボケします。
隼人●いいね、真面目な性格の雪夜っぽい(笑)。
雪夜●当然、売上は下がりますよね。そこで必死に頑張っている最中に、お客さんから「昼職も経験していないヤツが何を言っても響かない!」って言われたんです。それが無性に悔しくて。「だったら経験してやるよ!」って、お店に再び戻ってくると告げた上で、一度、ホストの世界をドロップアウトするんです。
隼人●ホントに真面目!それ、才能だよね。
雪夜●でも、昼職を経験して分かったのは、いかにAVANTIが働きやすかったかってことでした。
隼人●どういうこと?
雪夜●僕はホテルマンの仕事を始めたんですが、現場で「これをやったほうが良くないですか?」と意見を言うと上司は「それは本社が決めることだから、本社に直接言って」って、いつもはぐらかすんですよ。でも、AVANTIの頃は新人でも、これをやりたいと言ったらやらせてくれた。
隼人●ウチはそういう意見はどんどん聞くようにしているからね。もし、NGだったとしても、NGの理由はちゃんと説明する。話を聞かないっていう選択肢はないね。
雪夜●そうなんですよ。実は昼職よりも、ホストの方が目の前に仕事に対して真面目にやっているんじゃないかって思ったんです。そしてある程度、昼職を経験してから戻ってきました。
隼人●ちゃんと戻ってきてくれたことが嬉しいよ。そこで辞めちゃう人を何人も見てきたので。
雪夜●僕は空社長を尊敬しているので、あの人の好意を裏切るようなマネはできませんよ。
ナンパ強化期間中に一緒に飲むことに
雪夜●隼人さんとの思い出で一番印象に残っているのは、一年くらい前かな?僕がナンパを強化しようと思って、クラブに足を運んでいた時期ですね。
隼人●ああ、あの話ね!
雪夜●ナンパが上手くいかずに酒に逃げちゃって、朝5時にお店を出たんです。お酒を浴びるほど飲んで、見るもの全てがぼやけるような状態。そしたら急に「大丈夫か?」って声がして、振り向いたら隼人さんがいたんです。
隼人●あれは驚いたよ。まさか雪夜が路上で吐いているとは(笑)。
雪夜●それは言わないでくださいよ(笑)。
隼人●で、話を聞いたらナンパ強化中っていうから面白くなっちゃって、それからまた3時間、一緒に飲んだよね。
雪夜●ベロベロでしたけど、いろいろ話ができて楽しかったです。実はあの後、目が覚めたら真夏のアスファルトの上で寝ていて、財布も盗まれていました。
隼人●ちゃんとオチ付きの話だったか(笑)。今の話を聞いて改めて思ったんだけど、雪夜は行動力があるよね。思ったことはやるし、現場にも足を運ぶ。一言で言えば努力家。この若さで店長を任される理由も納得できるね。
雪夜●じゃあ、僕から見た隼人さんの魅力をいうと、それはポジティブさ。なんていうか、底抜けのポジティブを持っています。
隼人●ちょっとバカにしてない(笑)?
雪夜●いやいやいや、バカにしてないですよ。隼人さんは出会った時からいつも笑顔。トラブルが発生しても前向きな発言しかしないじゃないですか。僕は陰キャなので絶対にムリです!
ホスト人生を振り返ってみて努力をしてきたことは?
雪夜●僕は昔から父親に「人と同じことをしていたら同じ事しか出来ない」と言われてきたので、人よりも徹底してやろうと決めてきました。例えば、ホストって楽をしようと思ったらどこまでも楽ができるじゃないですか。
隼人●そうだね。サボって売上が下がっても、困るのは自分だけだからね。
雪夜●ホストになって最初に決めたのは、休まないってことでした。女の子がお店に来てくれたときに休んでいたら、積み上げた信頼が一発で失ってしまうので。
隼人●僕も休まないことは意識していたかな。僕は信念とかではなく、掲げた目標として。僕は必ず一日単位、月単位で目標を立てて進むようにしていて、それをずっとやってきて今に至るって感じかな。
成長を続けるふたりの今後の目標は!?
隼人●新店(AbsoL)は今年5月にグランドオープンをして、それなりの結果は残したけど、自分の中ではもっといけると思っていたので、それが残念。今後はさらに売上を伸ばしていきたいね。そして、昔からの夢である、経営の仕事にも手を出したい。
雪夜●来年はしっかりと数字を出して、拡大移転をしたいですね。そして個人的には、空社長のように、マネージャーとしても、プレーヤーとしても評価をされるような存在になりたいです。
隼人●そんなわけで、僕たちみたいな人間でも、重要なポストを任してくれるのがA?GROUPの良さ。すぐに成長をして、夢を掴みたいと思っている人は、ぜひ、ウチにきてください。
雪夜●そうですね。全力でサポートします!