インタビュー

九死に一生 会話の最中に5階からダイブ!?

「ここあさん、今までありがとうございました。お世話になりました」

事件が起こったのは6月6日の営業終了後。後片付けをする者、指導を受ける者、談笑する者といつもと変わらない日常がそこにあった。
しかし、1つだけ異なる点が。響 焦凍と内勤がちょっとした言い合いをしていたのだ。
普段であったら揉めることのない些細な理由であったが、お酒がいつもより入っていた焦凍は、抑制が効かなくなっていた。

2人の話が平行線で進まない状況に気づいたのが森永ここあプロデューサー。
すぐに焦凍を別の場所(非常階段)に連れていき、話をじっくり聞くことにした。しかし、もう見た目でわかる泥酔状態。いくら話をしても、この状態では意味をなさないだけに、プロデューサーは軽く話をして帰らそうとしていたが、焦凍が思わぬ行動に出たのであった。

「ここあさん、今までありがとうございました。お世話になりました」
と言って、忽然とその場から姿を消したのだ。

「びっくりしました。それまで普通に話をしていて、お礼を言われたので普通に帰るかなと思ったんですけど、そうではなくて、ガードレールを飛び越えるかのように、非常階段の柵を華麗に飛んだのです。3秒ぐらい時が止まりましたよ。で、我に返って、恐る恐る1階まで見ると、そこに姿はなかったので安心しました。そして角度を変えてよく見てみると、3階周辺でしっかり受け身をとって悶えている焦凍を発見しました」
(森永ここあプロデューサー)

急いで階段を降りて焦凍の元に駆けつけたプロデューサー。
既にその時には心配を通り越し“ヤベー奴だな”という考えが頭をよぎっていたという。
とりあえず店まで連れていき怪我の具合を確認すると、どうやら折れてはなかったが、大きな擦り傷が痛々しかった。
酔いもすっかり冷め、冷静を取り戻した焦凍は、痛みと自分がしてしまったことを振り返り、何を思ったかその状況をSNSにアップ(削除済み)。そして返ってきたコメントが

「自殺未遂ってダサいことしてSNSにパンツ丸出しの写真をUPしているのが自分の担当ってことが本当に無理です」

という真っ当な答えだったという(笑)。
ともあれ大事には至らなかったものの、大きな擦り傷と打撲が焦凍に大ダメージを与えた。
さらに追い打ちをかけるかのように、風磨虹叶がその擦り傷を見て応急処置をと良かれと思って行った、擦り傷をガムテープで巻く行為が後日、さらにダメージを加えたらしい(笑)。

「あの時はどうかしていました…というか本当にあまり記憶がなくて『なんかもういいや』って感じになってしまって、飛び降りてしまったんです。バカなことをしたと本当に後悔しています。』
(響 焦凍)

無理やり笑い話にしたけどシャレにならない事案でした

事件翌日の会議では当然ながらこの議題が出て、焦凍には当分の間、禁酒令が発令された。
今回は打撲と擦り傷程度で済んだものの、一歩間違えれば命を落としかねな事件だったのだから…。

「僕たちは従業員の命を守る責任もあります。まさか話している最中にそんな行動に出るとは夢にも思いませんでしたが、今後はそういった事も考慮して話す場所も考えたいと思います。無理やり笑い話にしてはいますが、実はトラウマになっています…。ただ、飛び降りる覚悟に比べれば、年間1億を売る方が遥かに楽だと思いますので、焦凍には密かに期待しています」
(森永ここあプロデューサー)