●歌舞伎町だけでホストクラブは約200店舗以上あると言われています。
1店舗に20人のプレイヤーがいるとすると単純計算で4000人のホストがこの街にいることに。
その中で売れっ子ホストになれるのはほんの一握りなのが現実だったりする。
しかし売れっ子ホストの仲間入りさえすれば、それはもう宝くじに当たったのも同然!
しかも、宝くじと違って運だけに頼らず自分でそのポジンションに近づけるというのがこのホストの醍醐味でもあったりするんです!
今回、その一環として超重要な「ブランディング」について解説!成功者たちのインタビューも掲載!
そもそもブランディングって何よ?
どこかで聞いたことあるし、なんなら会話で使ってるよ!でも意味はイマイチよくわかってないんだよね~ハハハという人の為に簡単に説明(笑)。
企業が持つ「ブランド」の価値を消費者にとってメリットであるものとアピールして選ばれる「ブランドづくり」をする活動のこと。
要するに、自社の商品とはこういったもので、こんな効果があって大変便利なんでよ!と宣伝することです!
なぜブランディングが必要なのか?
売れっ子ホストたちに共通するのはズバリ「自分ブランディング」がしっかり出来ているかという点。それは外見も中身もしっかり行っている人が大多数。一般企業の出来る営業マンは自社の商品の魅力をお客さんにプレゼンし、いかにメリットがあるかを説明し売っていく。ホストも同様であり、自分という商品をいかに相手(お客さん)に売り出せるかが勝負の分かれ目なのだ。お店のサポートばかり頼りにしていては今や生き残れない世界!自分自身で動くのが成功への近道!
OPUSTのヒナタ店長に聞いた!ブランディングの重要性
ーそもそもになってしまいますが、ホストをやる上でブランディングは必要なのでしょうか?
ヒナタ店長●あくまでも僕の意見になってしまいますが、ホストは自分が商品であり、その商品の価値を高めるのも売るのも自分なのです。
僕が行っているのは、その商品の需要が歌舞伎にマッチしているのか判断し、違っていれば正しい道に導くようにしています。
初めから商品として出来上がっている人もごく稀にいますが、ほとんどの人は整えてあげないと歌舞伎のニーズには合っていません。
例えばですが、青髪に鼻ピをしている人がいるとします。そのプレイヤーの商品は「青髪鼻ピ」で、歌舞伎にいるお客様10人中何人がその商品を買ってくれるでしょうか?
おそらく誰も買わないと思うのです。もはやニーズを無視した商品となるわけで、売れる見込みはありません。
であれば、どのような商品が売れるのか?をその子と一緒に考えていくしかないのです。
いま歌舞伎で売れているプレイヤーのほとんどは、実は奇抜な格好をしていないんですよね。
あくまで自然なオシャレで着飾っていますよね。なぜならば、そこに需要があるからなんですよ。
このように、その子の価値観と歌舞伎の需要のズレを調整してあげることが僕の役割だと思っています。
OPUST ヒナタ店長
OPUSTの絶対的支柱であり、ここまで全従業員から慕われている人も珍しい。
とにかく頭が切れて怖いぐらい(笑)
プレイヤーの商品価値を見い出し歌舞伎のニーズに合わせていくのが重要
ーなるほど。店長が行っているのは内面のブランディングということですね。
それは長年、ここ歌舞伎で経験を積み、多くの売れるプレイヤーを輩出してきたからこその見解だと思います。
具体的にどのようなブランディングを行っているのでしょうか?
ヒナタ店長●まず始めに行うのはヒヤリングです。その子に何が出来て何が出来ないのかをしっかり把握することから始めます。
2人でその作業を行うことで、その子自身も自分のいまの能力をしっかり確認できるのでとても重要なんです。
そして先程言ったようなズレを調整していく作業になります。
ただし、その子の個性を完全に潰してしまうことは行いません。あくまでも歌舞伎のニーズはここであることを示すまでに留めています。
強制的になってしまうと、個性を潰してしまうだけでなく、結果がついてこなければ折れてしまう事が実は多いんですよ。
それに、自分のこれまで歩んできた路線を変更するのはとても勇気のいることです。センシティブな部分なので、こちらも結構慎重に行っていますよ。
ー店長が教育プログラムを考案しているとお聞きましたが?
ヒナタ店長●そうなんです。
教育プログラムは全部で第一章〜十章まであるのですが、第一章がそのマインドを変える作業になっています。
中には一切変えない子もいますが、経験上売れた人はいないですね。
ホストにプライドは絶対に必要ですが、いらないプライドが大きい子は売れた試しがないです。
いまの自分と歌舞伎市場を比べて、ズレを一緒に調整できる子は大抵数字が伸びます。
いまうちで伸びまくっている“圧倒的りた”をご存知でしょうか?
ーもちろんです!前号でKEY主任と対談企画に出ていただきました。甘いマスクのアイドル感満載で、まさに女性が好きな顔ですよね?
ヒナタ店長●そのりたなんですが、実はなりたい男性像が「山田孝之」「長瀬智也」だったりするんです。
けど、彼の顔といまの歌舞伎ニーズに合わないことは誰もがわかると思います。
本人もそれは十分にわかっているから、いまの形を作って、結果を残せているのだと思います。
ーあのりた君が意外ですね(笑)。確かにあのアイドル顔ですから、髭ありは似合うとは思えません(笑)。
ヒナタ店長●ですよね(笑)。
ヒヤリングを行っていくと、その子の特性もわかってくるので、いくつか用意したコースに沿って二章以降をじっくり時間をかけて行っていく感じですかね。
ーOPUSTは店長というよりヒナタ先生がいるからこその教育プログラムだと思います。
他のお店ではここまでしっかりしたシステムがあるのは数える程度しか思いつきません。
であるならば、自分だけで出来るブランディングがあるのならば聞いておきたいです。
ヒナタ店長●他店さんにもそれぞれの教育プログラムはしっかり用意してあると思います。
僕の性格上、しっかりロジックを組んで行わないと気持ち悪いのでこういった形になっているだけです。
それに自分自身でも出来るブランディングも当然ありますから!まず自分の商品価値を見定めることだと思います。
皆さんもよくわからない商品を買うことってまずありませんよね?
それと同じで、まず自分という商品の特徴やメリットを自分でしっかり把握して固めていくことが最も重要なんです。
己を知って、己をプレゼンしなくてはいけない職業ですから。ホストは製造者であり営業マンなんです。
ー僕も以前からホストは自分で製造して自分を売り込む営業マンだと思っていました。
今回のヒナタ店長のお話を聞いて、それがより具体的になったような気がします。
ヒナタ店長●僕的には売上0の営業マンも赤字だと思っていません。
毎日掃除してくれたり、いつも笑ってお店の雰囲気を良くしてくれるだけで、お店にとってはメリットになっていますので。
それでその子が「もっと稼ぎたい」と言ってくるのであれば、その時に具体的にこうした方が良いとアドバイスするだけです。
「売りたい」と言ってくる子にはいつでも手を差し伸べますよ。
ーでは最後に、ヒナタ店長が考えるブランディングとは?
ヒナタ店長●その子にあった商品価値を見出して作る(整えて)こと。
でも、僕のやり方って再現性がなくて、自走出来なくなってしまうのでは?と不安はあるんですよね…。
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03-3205-3185
内面の後は外見!宣材写真の新基準
内面についてのブランディングを学んだあとは外見。
内面はじっくりと時間をかけて変えるのに限るけど、ぶっちゃけ外見(写真)は写り方次第で、その印象を格段に上げることが可能!
そして最近の宣材は日々進化しているのです!今回のその一例を紹介!
モデル●麻倉 葉(ALPHABET)写真●REDWOOD
宣材写真とは?
宣材写真とは宣伝材料用写真のことで、よく使われているのは芸能事務所。
所属するタレントをクライアントに売り出すための商材のようなもの。
ホストでもこの宣材写真はほぼ必須で、“ホスホス”などのWEBサイトやお店のHPなどに使われるのが多い。
初回で来たお客さんに所属するプレイヤーの写真を見せる時もこの宣材写真を使う傾向にあり。
そして宣材写真はネクストステージへ
ホスト需要が高まる昨今において、宣材写真の重要度は年々高まっている。
もちろん通常の宣材写真が悪いわけじゃないけど、目の肥えたお客さんが多くなっているだけに、物足りなさを感じてしまっているのも事実だったり。
そんな流れもあってか、最近ではひと癖加えた撮り方が人気のようです。
【スタンダード】
ホストであれば誰もが1度は撮ったことがある一般的な宣材写真。背景は白が多く、1番見やすい
【雰囲気】系
顔が映る映らないは二の次で、とにかく写真の雰囲気を前面に押し出したもの
【グラビア】系
雑誌のグラビア写真のように動きをつけた魅せる写真。どちらかと言えば雰囲気系に近い
【統一系】系
アルファベットでは某有名アーティストグループをモチーフに、全員で宣材写真を統一。
こうすることで、お店のカラーが明確なるだけでなく、雰囲気もユーザーに伝わるために、結果的に集客&求人が跳ね上がる
【動画】
宣材写真もさることながら、時代は動画も爆進中!
売れっ子さんたちの中にはYouTubeや自身のPVを撮り下ろして、SNS上で配信して集客に繋げているぞ!
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成功者のブランディング
代表取締役 森永ここあ[ ALPHABET ]
自分らしさを出すために改名、掃除組→ナンバー常連に
一ノ瀬 蓮(いちのせれん)。これがホストに憧れて未経験で入ったTOP DANDY 1stでつけた僕の源氏名です。
ホストっぽい名前を考え抜いた結果つけたのに、当時の売れっ子キャバ嬢と被ってしまいパクった疑惑をかけられていました(笑)。
強者が集うここで、蓮は全く売れず掃除組として確固たる地位を確立しつつあったある日、このままではダメになると気づきました。
しかし、お金もないからブランド服なんて買えない、いきなりトーク技術が上がるわけないし、タダで出来ること…そうだ名前を変えよう!と思ったわけです。
当時、1stのみんなのファッションはどちらかと言えばカッチリ系だったのですが、僕だけラフだったのでかなり浮いていたので、蓮という名前はあまりしっくりきてなかったのもあり、なんか良い源氏名がないか考えていました。
いつものようにドンキに掃除グッズを買いに行った時、ふとお菓子コーナーに立ち寄ったわけですよ。すると端の方に「森永ココア」を発見!
ん?これありじゃね?と思い、ココアにするのか、ここあにするのか、はたまた心愛にするのか悩み、ホスホスで検索すると「森永ここあ」は誰もいなかったんですよね。
日本中で有名な商品名だし、響きも可愛い。なんなら先輩が調べてくれた姓名判断では94点という高得点。これしかないと!
翌日のミーティングの時に全員の前で発表したわけです。
「キモッ」「意味ない」など言われましたが、自分を変えるきっかけになればと周りの声は遮断して強行しました。
結果、改名してから送り指名がびっくりするぐらい増えたんです。
名刺を並べた時に1人だけ「森永ここあ」だから目立つし、何よりも馴染み深い商品名だから覚えられやすいのが功を奏しました。
元々の服装と源氏名の相性が抜群だったのもあって、この時に今の自分の軸が出来たのかもしれません。
しかし最初の方は「名前を変えたぐらいで売れるわけねーだろ」と言われたり、惨めな思いも結構しましたよ。
でも改名したその月に初めてナンバー入りを果たし、自分の選んだ道は間違ってないと確信し、そのまま「森永ここあ」を突き進めました。
周りと服装が被らないようにしたり、かわいい系により近くためにレディースアイテムを着たり、少しずつ確立していったのです。
その間、ナンバーから1度も外れることなくずっと入り続けることが今のところ出来ています。
今日まで様々な葛藤がありましたが、確実に言えることは「自分ブランディング」は、ホストにとって1.2位を争うほど大事なことだということ。
これからも「森永ここあ」をとことん突き詰めていく予定です。YouTubeもやってるので見てね
東京都新宿区歌舞伎町2-20-5 ソフィア5ビル 5F
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幹部補佐 リッキー[ NEO PLUS ]
笑いが9割に涙が1割、恋のエンターテイナー!
秋田から上京して来てホストになり、あっという間に2年半。
ホストは最初の3ヵ月で辞める予定だったのに、先輩が面白い人達過ぎてなんだかんだで続いて、気が付いたら幹部補佐にまでなっていました。
その間、何を大事にして来たかというと、僕は飲みキャラなんですが、ただ飲んでも面白くはないので、徹底的に女の子を楽しませることだけを考えてきました。
酔っぱらってへべれけになっても、気分は常にエンターテイナー♪自分がどうなろうとも、目の前の女の子が笑ってくれたらそれでOK!
例えば、リッキーと言う僕の源氏名だって「面接の時に勃起していたから、本名と勃起を合わせてリッキーになった」……な~んて設定を、周りの人たちが勝手に考えてくれるので、それに乗る。
本当は違うけど、女の子が笑顔になればそれで満足なので。
NEO PLUSへの入店理由だって「秋田でホームレスをしていたらオーナーに拾われた」「下着ドロボーが見つかって店で身を隠すことにした」とか、先輩たちは適当なことを言いますが、それでいいんです。
お笑い番組が好きで、芸人のネタをマネし過ぎて「パクリ野郎」と呼ばれたとしても、ちょっとでも微笑んでくれるのならなんだって受け入れちゃいますね!
なぜこうなったかというと、実は昔、エンターテインメントに徹しきれなくて後悔したことがあったから。
会話の中で上手な切り返しができなくて、お客様を怒らせてしまったんです。
周りの仲間は「いろんなお客様がいるから仕方がないよ」と励ましてくれましたが、もしあの時、上手な一言が出ていたら結果は変わっていたんじゃないのか、っていつも思います。
人を傷つけるのも、喜ばせるのも、たった一言の差。だったら積極的に、笑ってもらえるような言葉を口にしていきたいですよね。
他人のネタにされて笑われても、自分が笑わせても、女の子が笑った事実は変わらないので、僕はそれでいいと思っています。
あんまりカッコイイ信念ではないかもしれませんが、それが僕のエンターテインメントってことで!
ただね、笑わせるだけしか武器がないのかと思われそうだけど、それは大間違い!
僕の必殺技はラスソンだから。それこそ、バラードで人を泣かせることができる。
感情スイッチが入り過ぎて表情にもそれが出ちゃうけど、歌に魂を込めますんで。
十八番はクリス・ハートの『I LOVE YOU』。これを歌わせたら、女の子の涙腺は……爆発ですよ。
笑いが9割で涙が1割……ちょっとした塩気があった方が、笑いも美味しく仕上がりますからね。
東京都新宿区歌舞伎町2-36-5 清建ビル2F
03-6380-3504
主任 一護[ CANDY’S HEAVEN ]
外見がいくら派手でも中身がないとダサいだけ
僕がホストになった理由は……ぶっちゃけ、お婆ちゃん。
大好きなお婆ちゃんが、僕の父親を空き巣と間違えるくらいボケてしまったので、良い老人ホームに入れるためにホストを始めました。
前に働いていたのは、海上自衛隊の護衛艦を造る工場だったんですよ。自分の持ち場に着くまでに社員証を5回はピッてしないといけなくて、まあ日本を守る場所だから当然セキュリティーも厳重なんすけどね。
で、ホスト2ヵ月目でナンバーにも入れて、成績だって悪くはなかった。
でも、その時の営業スタイルは、先輩ホストが教えてくれたことをただマネしていただけ。
自分の力では何もできてないじゃん、とそう思っちゃって。
だからCANDYに移籍したときからは完全に自分流。最初は笑っちゃうくらいに全然売れなかったですね(笑)。
「どうせ、この衣装を着たから目立って売れたんでしょ」ってたまに言われるけど、そんなことはない。
試行錯誤の結果がやっと出たってだけで、絶対にこの衣装のおかげではない……いや、ちょっとはあるかも知れないけど(笑)。
そもそも、この衣装を最初に着たのはバースデーイベントのときで、それまで真っ赤な袴とかは着たことがあったけど、袴や着物はもう飽きちゃって。
そのタイミングでたまたま鳥肌実さんの衣装を見て、全身がビビビッて!
ぶっちゃけ、カッコイイとは言われるけど、このスタイルは女子ウケしないっすよ。でもね、男子からはめっちゃモテる(笑)。
僕自身、女性のお尻ばかり追いかけるような、芯のない生き方は嫌だなと思っていたので、そこはちょうど良かったんですけどね。
たまに派手な格好をしているホストがいますけど、中身がない状態でそれをやったらダサいだけ。
見かけだけの奴なんて腐るほどいるので、人間力を磨かないと結果なんてついてこないっしょ!
ありがたいことに僕の周りには憧れになるような人達ばかりだから、モチベーションは下がらないですよね。もう、敬礼レベルでリスペクトだから(笑)。
今後の目標は当然、№1を目指すこと。
そのためには世の中の女性が僕の存在に気が付けばいいだけなので、時間の問題かな(笑)。
僕の源氏名(一護)の由来は「女の子を一途に守り抜くため」なんだけど、もし№1を取ったら意味をプラスしたいね。
その時期だけは「1位を守り続けるための名前だよ」って言いたいですね。
東京都新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館B1F
03-6233-7472
God Player 柏木神社[ CANDY ]
素顔を隠したままNo.1、謎のホストが神降臨!
ホストクラブは、エンターテインメントの頂点に近いものがあると思うんですね。
要するに、目の前の人をいかに笑顔にできるか、いかに幸せな気持ちにできるかなんですよ!
イケメンであることは女性を笑顔にできるひとつの要素なんですが、それ以外でも方法はあるはずですよね。
そこで思ったんです。「ホストは顔が命と言われているからこそ、その概念を根底から覆したい!」って。
当時、素顔を隠して仮面を付けるような変わったホストなんていなかったから、あえてやってみたいと思って始めたんです。
身バレはしたくないので、昔のことはあんまり話さないようにしています。
でも、MYHOSの読者のためにちょっとだけお話をしますね。
僕が初めて仮面を被ったのは、大阪でホストをしていた頃。
仮面姿で初めてお客様の前に立ったとき「アンタは水商売を嘗めているの?」って、めちゃくちゃ怒られました。
で、仲間である同僚ホストからも「お前みたいな奴はいらない」って説教タイム(笑)。
それでも顔を隠すことは貫きました。
最初は異質扱いされたんですけど……いや、今も変わらずにそうですが(笑)、お客様もだんだんと僕の考えを理解してくれて。
1000万円プレーヤーになって結果を残したら、文句を言う人は誰もいなくなりました。
般若の仮面を被るようになったのは、今のお店になってから。
般若って、嫉妬に狂った女性の顔という意味があるんです。
ホストをやる以上、それくらいにはならないといけないなと思って、これに決めました。
顔を隠し続けていると、他のホストも顔を隠して営業すればいいのにと思いますね。
なぜなら、イケメンだけを売りにしていたら、もっと凄いイケメンが現われたら、その人に全部持っていかれちゃうじゃないですか。
人間性や会話でお客様と関係性を築ければ、それがないですからね。
ちなみに、素顔を見せてと言われても、絶対に見せないですからね。
同僚のホストにだって見せていないので。
僕にとってこの仮面は、女性のブラジャーみたいなもの……簡単にとることはできません!
僕にはまだ、ホスト以外にもチャレンジしたいことがあります。
そもそも人間って、それ自体がエネルギーの塊じゃないですか。
それなのに今の日本では、自ら命を絶つ人が多過ぎる。
人として素敵だったり、能力も高かったりするのに、何かの歯車が少し狂っちゃうだけでそうなっちゃう。
その流れはやっぱりどうにかしないと!
そういう人達のために自殺防止のNPO法人を今後は作ろうと計画しています。
歌舞伎町から日本を元気に!
東京都新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館6F
03-5285-0777
社長 瀬乃拓真[ COLORS -BLACK- ]
自分への投資は惜しみなく、売れてるホストを真似して自分のものに
ホストとして大事なのは常に自分の価値を上げることにあると思っています。
この考えは、ホストを始めた頃から社長となった今でも変わりません。
中身も外見も常にアップデートをすることで、お客様の満足度を常に満たすことができるのではないでしょうか?
そのためには自分自身のブランディングは必要不可欠です。
僕は少し周りのホストは違っていて、趣味と呼べるものが全くなくて、しいて言うなら仕事が趣味なんです(笑)。
仕事が好きですし、全く苦にならないもんで、みんながゲームに課金するように、僕は自分に課金して外見を進化させるようにしています。
参考にしているのは売れているホストさん。成功しているホストさんを真似することに全く抵抗ないんですよね。
新人の頃は、同じ店の売れてる先輩をそのままコピーしたような格好をしていました。
給料が10万だったとしても、そのまま10万分の服やアクセなどを買って背伸びしてましたね。
人に見られている職業ですから、見栄を張ってでも身なりは整えておくべきだと思ってたのです。
それからは自分がナンバー1になると、今度は歌舞伎の売れっ子さんたちをリサーチして真似するようになりました。
正直言って、いま着けているアクセも好きで買ったわけではなく、売れてるホストさんが着用していたからだったり(笑)。
もっと言えば、タワマンに住んでいることも、高級車に乗っているのも全て。
今だにレクサスのどこが良いのかわからないぐらいですが、お客様を乗せるのであればやはり良い車に乗せたいし、下の子たちの憧れでありたいじゃないですか(笑)。
全てはホスト「せのたく」に対しての課金なんです。
整形もエステも仕事でより良い結果を出すためのもの。
僕がいまお金を使っているほぼ全てが興味のないことだけど、仕事に結びつくならと投資をし続けている状態ですね。
おかげで千葉ではある程度名前が知られるようになると、男女問わず声をかけられるようになったり、握手を求められるようになりました。
知名度はエグいぐらい上がり、仕事にもその影響が出て売上は跳ね上がるようになったんです。
これまで投資していた事が無駄にならず、プラスになっているのは間違いないです。
それと真似するだけじゃなく、どこに行っても仕事と結びつくような脳にもうなっちゃっています。
例えば、飲食店に行った時にトイレがキレイだったら、それを自分の店に反映させるようしたりと、「もしもホストクラブだったら」を常に考えるようにもなりました。
もはや生粋のホスト人ですね(笑)。
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