インタビュー

異色のモデルホストが代表就任!新生LIPSの未来を語る

LIPS 隼人

説明不要の人気ホストクラブ「LIPS」で2022年より代表取締役に抜擢された隼人さんをどこよりも早く直撃!
ホストのみならず、モデルとしてあらゆるメディアに引っ張りだこのカリスマが遂にLIPSの舵を取ることに!
業界内外で早くも話題沸騰中のカリスマが見据えている新生LIPSの未来とは?

LIPS 隼人
隼人 代表取締役
タレント、雑誌&サロンモデル、実業家、そしてホストと様々な顔を持つ顔面国宝。
未経験でこの業界に踏み入れ、わずか3ヵ月で上位ナンバーに食い込み、それ以降は常にトップクラスに席を置く。
月間歴代最高売上、月間歴代最高指名本数…(その他諸々)と次々に記録を塗り替えるなど、とにかくポテンシャルがエグい。

お互いをリスペクトできる関係性を築き全員が気持ちよく仕事ができる環境を作るのが僕の役目

衝撃のカミングアウト! 実は引退も考えていた?

LIPS 隼人

━━まずは、LIPSの代表取締役への就任、おめでとうございます。
隼人●ありがとうございます。

━━今の率直な感想を教えてください。
隼人●正直、自分が代表取締役を任されるとは想像していなかったですね。
今だからこそ言いますが、そのお話をいただくまで「ホストは早めに引退してもいいかな」とちょっと考えていたので……(笑)

━━いきなりの衝撃的なカミングアウト。それはどういうことですか?
隼人●僕は複数の仕事をしているんですよ。ホストがもちろんメインですが、俳優業やモデル業、飲食店の経営とかもしているので、ひとつの仕事に絞ってきませんでした。
だから「LIPSをこれからどうしていこうか?」という将来の話は、今まで本気で考える機会がなかったんです。
でもある日、元代表の舞緒さんが「隼人とグループを大きくしていきたい!」と、僕に熱く語ってくれたんです。
そんな事を言われたら、さすがに心に火が灯りますよね。なぜなら僕がホストになったのは、全て舞緒さんの影響だったので!

新人ホストの為に覚悟を決めてトップの座に

━━代表就任のお話を受けて、すぐに覚悟は決まったのですか?
隼人●いや、さすがに最初は悩みました。大事な選択なので。
でも、最終的に覚悟を決めさせてくれたのは、仲間のホストたちのおかげです。
ウチは去年からキャストが増えたんですが、新人の子に話を聞くと「隼人さんのユーチューブを見てホストになりました」とか「隼人さんと一緒に働きたくてLIPSを選びました」って、嬉しいことを言ってくれるので。

━━隼人さんのユーチューブは大人気なので、それだけの影響力はあると思いますよ。
隼人●新人ホストが頑張っている姿を見ていると「もっと売らしてあげたいな……」って、育てたい気持ちがわいてくるんですよね。若い子たちの純粋でキラキラした瞳で見つめられたら「このへんでバイバイ!」な~んて言えないじゃないですか(笑)。だから、これは腹を据えて向き合おうと思って、決めたんです。

━━情が深い性格なんですね。悩んでいる時は周りに相談はしましたか?
隼人●いいえ、人事は重要なことなので、誰にも言わなかったです。
なので、この取材の段階でも、僕が代表取締役になることを知らないキャストもまだ多いと思います。
聞いたら、相当驚くでしょうね(笑)
でも、僕がトップになることで、皆にも夢を見せることができるんじゃないかな、って最近では思うようになりました。
僕みたいに欠点がある人間でも、頑張れば報われるんだぞ、ってね。

昔はホストが大嫌いだった
しかし、自らその道へ

━━隼人さんは「大橋岬」という名前で、モデル活動をしていて、いまだに現役で活躍もされていますよね。
隼人●そうですね。ホストに比重は置いていますが、モデルとしての依頼がくれば引き受けたりはしていますよ。

━━ホストになって生活は変わりましたか?
隼人●かなり変わりました。もともと金欠ではなかったんですけど、ホストになったおかげで好きなものが買えて、貯金も出来て、自由になるお金が増えたのは事実なので。

━━やはり、ホストの才能があったのでしょうね?
隼人●どうでしょう。ただ、そもそもの話、僕は最初、ホストという存在が大嫌いだったんですよ(笑)。

━━これまた驚きのコメント! どういうことですか?
隼人●ホストを始める前は、モデルのお仕事と並行してBARの店員もしていました。
お客さんとしてホストの方も、もちろん来ました。でも、当時のホストの印象は、バカ騒ぎしたり、女性に手当たり次第に声をかけたり、正直……印象としては最悪(笑)。
店員として他のお客様を守る為に、ホストが騒いだ時は「申し訳ないのですが、帰ってください」と言っていましたから!

━━ホストの中にもそういう迷惑系の人はいますよね。もちろん、一部の人ですが。それなのになぜ、ホストをやることに?
隼人●最初は遊び半分でホストクラブに体験入店してみたんです。その時、元代表の舞緒さんの席に着かせていただきました。
そしたら、僕が今まで持っていたホストの悪いイメージが吹き飛びましたね。
例えば、ホストは女性にお金を無理矢理使わせているとそれまでは考えていたんですが、実際は全然違う。
使いたいから使っている。それだけのサービスをしているんです。
ホストのことを何も知らなかったって、その時に気が付きました。

━━実際にホストの仕事を始めて、そういう経験をする人は多いと聞きます。
隼人●そこで印象ががらりと変わりましたね。
だから、僕みたいにホストに悪い印象を持っている人を少しでも減らしたいと思って、ホストをやることにしたんです。

ホストの接客で重要なのは“タイミング”をはかること

━━ホストを始めてすぐに結果は出ましたか?
隼人●僕はやると決めたら、全力でやるタイプ。
負けたくないし、1番でないと嫌だってプライドもあったので、ホストの仕事は向いていたんだと思います。
3ヵ月くらいでナンバーに入って、半年しないうちに月収1000万円を達成することができました。

━━さすがです。隼人さんは何を意識して接客しているのですか?
隼人●いろんなことを意識していますが、ひとつは“タイミング”。
例えば、女の子と関係性を作りあげていく時は、女の子が相談事や仕事の話をした後に「僕の場合は……」という風に、話をする順番は守っていました。
相手の話を一度聞いて、その子の内面性をしっかりと理解した上で話すように意識して接していました。

━━隼人さんの場合、性格だけじゃなく、顔もイケメンですからね。
隼人●いやいや(笑)。顔も大事ですけど、それだけでは通用しません。
顔で初回指名されたとしても、中身がないとお客様は離れていくので。
顔だけで生き残れるほど、ホストの世界は楽ではないと思いますよ!

自ら選んだ道は間違っていない
結果を出して周りが認めてくれるように

━━ホストをやって良かった、というエピソードは何かありますか?
隼人●僕がホストを始める時、周りの芸能系の先輩や友人にそのことを話したら、9割は「やめたほうがいいよ」と反対されました。

━━ホストの現実を知る前の隼人さんも、きっと同じ反応だったでしょうね。
隼人●そうだと思います。僕は「大橋岬」という名前で芸能活動をしていたんですけど、歌舞伎町の源氏名は「隼人」。
3年前にホストになって、徐々に「隼人」の名前が浸透して、ユーチューブの再生回数も上がっていったんです。
そうしたら、今まで否定していた友達が「やってよかったね」って認めてくれた。
別に否定した人達を見返したいわけではないんですけど、自分を信じて進んで良かったな、って。
たった1人で歌舞伎町に飛びこんで、舞緒さんしか頼る人がいない中で必死に頑張って、お金や地位、そしてホスト仲間たちに出会えた。自分の感覚を信じるって、やっぱり大事なことですよね。

━━そのブレない感覚は、今後リーダーとしても役にたちそうですね。
隼人●そうですね。リーダーとして、信念がブレるのは絶対にダメだと思うんです。
自分がここを目指すと決めたら、そこに向かって突き進む。
周りの意見はもちろん聞きますが、それでもブレないのが良いリーダーの条件だと思いますね。

仲間たちが胸を張れるリーダーになりたい

━━今後はプレーヤーとしても活動をしていくのですか?
隼人●僕自身、今までのアベレージは崩さずに現場には出て、売上げは出し続けるつもりです。
でも、それは表の数字としては反映されないでしょうね。
プレーヤーとしての背中は見せつつも、仲間が稼ぎやすい環境作りにまわる予定です。

━━ということはやはり、リーダーとしての動きに力を入れるんですね。
隼人●はい。「歌舞伎町でNO.1のホストクラブにする」とか大きな目標を掲げると、自分ひとりでは絶対に達成できませんからね。
個人ではなく、チームでないと無理。だったら、それが実現できるチーム作りをしていくだけですね。

LIPS 隼人

━━ちなみに、どんなリーダーになりたいですか?
隼人●リーダーぶっているリーダーでなく、皆がリーダーだと自信を持って言えるリーダーになりたいですね。
「うちのトップは隼人さんだから」って。表でも裏でも言ってもらえる存在になりたいです。

━━そのためには、具体的に何をしようと考えていますか?
隼人●ホストは、数字がシビアに表に出る仕事。数字が落ちると、気分も落ちます。
そういう辛い時にこそ皆を励まして、一緒に上を目指せるような、ポジティブになれる空間を作っていきたいです。

━━今後は教育の側面が増えると思いますが、新人ホストに何を教えたいですか?
隼人●ホストというのは女性を相手にする仕事だからこそ、常にカッコイイ状態でいるのは当然。
その状態を保ち続けたら、女性だけでなく、周りの男性からもリスペクトされるべきなのです。
その考え方をしっかりと持ってもらいたいですね。

━━どうやら“リスペクト”という言葉がキーワードになりそうですね。
隼人●リスペクト精神は、実は舞緒さんから教えてもらったことなんです。
例えば、女の子との関係性でも、お互いにリスペクトがあれば良い関係性がずっと続く。
他にも先輩後輩の中にもリスペクトがあれば、先輩の足をひっぱるのではなく、良い意味で競い合いが生まれて、お互いに成長できる。
そうなれば、お客様だけでなく、キャストからも認められる、立派な人間になれるのかなって思います。

━━隼人さんを語る上では、リスペクトする舞緒さんの存在は欠かせないみたいですね。ちなみに、舞緒さんから言われて嬉しかったことはありますか?
隼人●僕が去年の12月に年間の賞を取った時、月間で192本のお客様を呼びました。
毎日7卓くらいは呼ばないと達成できなかったので、かなりしんどかったですけど、舞緒さんが「自分が全盛期だった頃より混んでるね」って言ってくれました。
僕はホスト3年目なので、舞緒さんの全盛期は知らないのですが、認めてくれたのが嬉しかったですね。
他にも「隼人がいてくれて良かった。隼人がいなかったらここまで変わってなかった」と言われる時もあって。
そういうのは覚えています。

これからの新しいLIPSはエンタメ性も強める?

━━今後、LIPSをどういうお店にしたいですか?
隼人●これは他でも話していますが、まずはキャストを増やすこと。
母数が多くないと、勝負ができない局面があるので。
そして、数字の目標としては「毎月1億円を売る店」にすること。
そして「拡大移転か分店を1年以内に達成」すること!

━━力強い物言いから、意気込みが伝わってきます。隼人さんらしいアイデアなどもありますか?
隼人●実は、ホストクラブというのは、もっとエンタメ化できると思っているんです。
例えば、アイドルのファンなら、推しの子とのチェキに3000円とか喜んで払うじゃないですか。
ホストクラブもそれと同じ。金額が変わるだけで、構造は同じだと思うんですよね。
要は、キャストの振る舞い方を良くしていけたら、もっとエンタメ的な要素を加えられるんじゃないかと考えています。

━━面白そうですね。そのアイデアは、代表就任が決まってから考えたのですか?
隼人●いいえ、ホストを始めた3年前からずっと温めてきたものです。
エンターテインメント性のあるホストクラブ。それはモデルや役者とか、いろんな経験をしてきた僕だからこその発想なので!

━━それが実現したら、ホストの世界はもっと変わりそうな気がしますね。
隼人●少し話が飛びますが、小学生に将来なりたい職業を聞くと、女子のトップ10にはキャバクラ嬢が入っているんです。
でも、男子のトップ10にはホストはない。理由はたぶん、ホストに対して悪いイメージが多いから。
僕も以前はそうでしたが、実際は大金を稼げて、自由に服も着れて、これだけやりがいがある仕事はなかなかない。
悪いイメージがなくなれば、小学生のなりたい職業のトップ10にもホストが入るかもしれない。
そんな未来を僕は作りたいですね。

━━そうなれば歌舞伎町はもっと盛りあがりま すね。
隼人●目標はすでに定めたので、あとはそれを達成するだけ。
新しいチャレンジばかりですが、不安はないです。
ホストを始めた時と一緒で、必ず成功させて、周りの評価を変えるつもりですので。
ぜひ一度、新しいLIPSを体験してみてください!

LIPS

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