企画

ヘルプとしての高みに上り詰め FGHDに新しい称号を作った男

冬月 SORA

昨年12月に前人未到の場内指名本数130本というとんでもない記録を叩き出したSORAくんを直撃!ヘルプのスペシャリストとして確固たる地位を確立?した彼の本音に迫る ※今回は真面目です

12月初日に場内を2本いただき、翌日には5本。そして翌々日にも5本をいただくことが出来たので冗談で「場内で100本いけるんじゃね?」と周りに言ったら、それがワッと全プレイヤーに伝わって、本当にそんな流れになってしまったんですよね(笑)。元々僕は2部を主戦場としてやってきて、その時でも場内は比較的多くもらえてはいましたが、多くても25本が限界だったので、100本は自分でも無謀な挑戦だとは思っていました。

実際にお客さんと席を共にしてからもらう「場内指名」は、外見よりも中身を見られるケースが多い。限られた時間の中で、担当をサポートしつつ自分を表現するのは言葉で言うよりも簡単ではないのだ。ましてはこれまでの最高記録の4倍の本数を目標に掲げ挑戦するのは無謀以外のなにものでもない。さらにショコラはFGHDの本店でライバルも多いから余計に。

3日目で言うなんてアホですよね(笑)。しかも本当に特別なことは何にもしてなくて、2部でやっていた事を自分なりに1部にアレンジしてやっているだけなんです。自分で決めていることはたったの3つで「担当のサポート」「お客様を楽しませる」「自分も楽しむ」だけ。ヘルプですから担当のお役に立つことが大前提ですし、お客様にとことん楽しんでもらう事も当たり前。それでいて自分が楽しめれば最高じゃないですか。

ヘルプはあくまでも黒子であり主役ではない。場内指名をもらうことで給料には多少反映されるものの、本指名とは比べるまでもないのだ。自分のお客さんよりも他のお客さんを優先したその理由とは一体。

前の店から本店に来る前に1度ホストを引退してたんです。プレイヤーに復帰したもののお客様が0の状態で正直なんの貢献も出来ていなかったんですよね。自分が売れるよりも店売りで早く貢献したい想いが強かったのは間違いありません。それに当然ながら給料は多く欲しいですけど、僕的にいま優先すべきはお店に必要とされることだったんです。

目標100本を掲げ、始めは本人も含め周りも冗談で済ましていたが、4日目以降も場内指名を取り続け、気づけは25本はとうの昔に過ぎて
いた。そしてお店全体でSORAくんの記録挑戦をサポートし、各プレイヤーが自身のSNSでも発信してくれるようになっていった。

僕自身のSNSでは限界が見えていたので、みんなが応援してくれるようになったのはかなり大きいです。良いのか悪いのかわかりませんが、担当がいなくても僕に会いに来てくれる子まで出てきたんですよ。まぁ僕が恩返しできるのは卓でしかないので、席に着いたらどこの卓よりも盛り上げるようにと一層気を引き締め直しました。12月半ばになるといよいよ100本突破が現実味を帯びてきて、その頃になるとヘルプに着くことが心の底から楽しくなってきたんです。そしてクリスマスイベント前に遂に100本を達成することができました。

蓋を開ければ前人未到の130本というとてつもない記録を樹立。今だかつて場内指名でこの本数に達した人は歌舞伎町にはいないという。この記録を目の前にいま思うこととは。

もしかしたらこれこそが僕が思い描いていた理想のホスト像なのかもしれません。この記録を出したことで自信にもなりましたし、何よりも周りから本当に必要とされている事を感じることが出来ました。自分の居場所はここで間違っていないと再認識もできましたしね。それに多くのプレイヤーがいる中で唯一無二を手に入れられたように思います。

実際に同じ店に働いているプレイヤーに聞くと「真似が出来ない」「いつでも卓に着いてほしい」「イカれてる」など、褒め言葉?しか出てこない(笑)。既にショコラにおいて重要なピースとして、その地位を確固たるものにした。それは他ならぬ、誰からも愛される彼の人間性ではないだろうか。そして最後にヘルプの極意を聞いてみた。

ヘルプにカッコ良さはいらないんです。変なプライドなんか捨てて、とにかくその場を盛り上げてお客様の満足度を上げることに集中。まぁ、僕のスタンスが嫌いな人もいますけど(笑)。お客様が喜ぶことで担当も満足するし、僕も嬉しいですからね。そしてもう1つ大事なこと。それはヘルプならどう考えてもバカでいるべきです(笑)。

冬月 SORA

FUYUTSUKI-Chocolat-
SORA
24歳・10月21日

FUYUTSUKI-Chocolat-(フユツキ-ショコラ))

東京都新宿区歌舞伎町2-14-8メトロプラザ2ビル8F
03-6205-9855