あの5億2000万というとんでもない前代未聞の売上を叩き出した日本一の男・降矢まさきの本が遂に出た!
ブックファースト全店の「ビジネス部門」で1位を獲得するなど、違う部門でもNo.1を獲ってしまうあたりはさすがです。
今回は本人に書籍出版についていろいろと聞いてみました!
自分の成功した報告書 参考になっているのか?マジで
編●書籍の出版おめでとうございます。先程、本屋に行ったら、厚切りジェイソンの「お金の増やし方」の隣に置いてありましたよ。
まさき●おぉジェイソンに並んだか(笑)。いやホントおかげさまで出版できて嬉しいです。ありがとうございます。
編●売れまくっているらしいですね。
まさき●そうみたいですね(笑)。結構周りの反響が凄くてちょっと驚いています。反応は両極端で、「まさきさんもこんな良いこと言うんですね」なんて言ってくる生意気な後輩がいれば、お客さんからはサインを求められたりも。まぁサインなんてないから、普通に名前を書いて渡しているだけなんですけどね(笑)。
編●当然、自分でも改めて読んでいますよね?
まさき●出版前にしっかり読んで校正したけど、世の中に出てからは読んでないです。
編●それはなぜ?
まさき●周りから「内容が凄く良かった」なんて言ってもらえますけど、ぶっちゃけ自分では何が良いのかわかってないんです(笑)。一応ビジネス書というカテゴリーだけど、自分の体験談をここで記しているだけで、他の人の参考になっているのかわからないから。っていうか、参考にはならないでしょ(笑)?
編●5億2000万売った人の書籍であれば、夢見るホストなら、本を読んで少しでも自分の武器にしたいと思うのでは?
まさき●そんなものなのかな。この書籍に書いてあることは、「降矢まさき」の歩みであって、そのまんま真似することは100%無理だと思いますよ。なぜなら、人も性格も環境もお客さんも全てにおいて異なるから。それに、俺は考えて行動してきたわけじゃなくて、感覚ベースでやってきたので、参考になるとすればマインドの部分ぐらいなんじゃないかな。だから、この書籍は俺にとっては、これまでの報告書なんですよ。
編●降矢まさきのこれまでのホストの在り方を知るための本ということですか?
まさき●そうですね(笑)。「降矢まさきはこれまでこういったやり方をしてきたけど、自分ならどうする?」的な感じで読んでくれたらいいかもしれません。
漫画でリアルすぎる「降矢まさき」を表現したい
編●そもそも、この書籍を出版したきっかけは?
まさき●SPAさんで連載をやらせてもらっていたのですが、思いの外反響が良かったらしく「本を出さないか?」と声をかけてもらったんです。自分の本が世に出るなんて、なんか面白そうだと思って(笑)。
編●常に面白い方を選ぶ事はブレていないですね(笑)。いま、本業よりもこういったインタビューなどが多いんじゃないですか?
まさき●そうなんですよ。5億突破して以降、テレビやらインタビューやら忙しすぎて、本業が3割程度しか出来ていません。本を出版してからさらに忙しさが加速しているように思います。
編●出版してからがむしろ大変?
まさき●そうですね。特にお硬いビジネス系のテレビなどは本当に疲れます。お互い慣れていないし、この業界では当たり前のことでも通じない事が多いので、わかりやすく噛み砕いて説明することが本当に疲れます。的外れな質問には正直うんざりしてますよ(笑)。
編●日本一のホストになってしまった宿命ですね(笑)。そう言えば本の中で「神」と呼ばれていますね?
まさき●やっぱりそこに行くか(笑)。実は酔っ払ってツイートした時に「神」発言をしてしまって、それ以降イジられています。自分で言ってしまった手前、神っぽい発言をしないといけないと気を使っていますよ。それも疲れる…(笑)。
編●まさきさんらしいです(笑)。この書籍で「降矢まさき」は何割ぐらい出せていますか?
まさき●正直言うと3割ぐらいしか出せていませんね。活字だけで表現するのは難しいのもありますが、真面目というか少し硬く書いたから“らしさ”が上手く出ているかわかりません。漫画だったら120%の「降矢まさき」を出せるとは思います(笑)。
編●漫画良いですね!でも、ない話ではないですよ。
まさき●実現したらリアルなこれまでを表現出来ると思います。誰も知りたくなかった裏の部分まで全部ぶっちゃけますよ。
編●ちなみに作画は誰にやって欲しいです?
まさき●土竜の唄の高橋先生がいいですね。主人公は俺だということは伏せて、最終巻でバラしたい。
編●もう言ってしまっているじゃない(笑)。
前人未到の売上、書籍出版。この後どうする?
編●一昨年5億2000万を売り上げ、昨年は書籍を出版し、後は何をするつもり?
まさき●もう、どうやって引退していいのかわからない(笑)。一応、No.からは外れたんですが、やっている事は変わらないし。ただ、もう1回売り上げを更新したい気持ちはありますね。
編●あの売上を?
まさき●前にも言いましたが、記録はいずれ破られるものじゃないですか。だったら、他の人ではなく、自分でもう一度塗り替えてから、今後の事は考えたいと思っています。昨年は一昨年と違って、お客さんが0からのスタートだったのですが、それでも2億を突破することが出来たので、いけるんじゃないかな。そしたら本当に漫画を描いてもらいたい(笑)。
編●漫画の出版に期待しています。それでは最後になりますが、印税はおいくら?
まさき●まだ入ってきてねーよ(笑)。
編集後記
今回のインタビューも“まさき節”が炸裂しまくっていました。気取らず自然体すぎる最強の男の凄いところは、1を聞けば10で返ってくる頭の回転のスピード。確かに、この書籍に記されているこれまでの体験は、真似しようとしてもほぼ不可能。ただ、まさきさんのような考え方に近づくことは出来そうな気がしました。本人は「参考ならない」とは言うけど、ホストとして成功したいのなら、この本は間違いなく一読すべき。
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