今月より始まった新連載のインタビュー企画「ホストの足跡」。
タイトル通りホスト個人をクローズアップして、これまでの半生を語ってもらいます。
日本屈指の繁華街で戦い続ける彼らはどのようにして今に至るのか?赤裸々に告白!
AVANTI 那琉
176cm・B型・射手座
東京都歌舞伎町1-3-11 梅村ビルB1
TEL:03-6265-9371
家を追い出されてホストになった
手を抜かない大切さを知った今
野球で学んだことが活きているのを実感しています
3歳くらいまで親が面白がって女の子の格好をさせていたみたいです。写真よりもっと長い時期もあったりして(笑)。
小さい頃からおしゃべりな子で、人見知りをしないタイプだったようです。
それからどういうわけか、野球を始めることになったんです。
小3から中3までずっと続けていたんですけど、練習することがとにかく嫌いで!
忍耐が強くなったり、判断力がついてマイナスなことばかりではなく、今は野球をやっていてよかったなって素直に思いますね。
野球だけに限らずですが、努力差によって強さに差がつくんです、頑張れば結果がちゃんと出ます、サボるともうダメですね。
サボった分だけ差が出てしまいます。ちなみに僕は手を抜いていた側でした(笑)。
高校卒業後、フリーターを1年ほどしていました。
と言っても、3ヶ月働く→ニート1ヶ月→3ヶ月働く→ニート1ヶ月というサイクルでした。
ある時、ニートを2ヶ月してしまったんです。
その瞬間に、親に実家から追い出されました。
荷物は保険証だけ、これマジですよ!何も持たせてもらえなくて。
さてどうしようか?と思ってすぐに友達に相談したんです。
その友達曰く、寮があって前借りもできて保険証さえあれば仕事ができる!と。これが僕とホストとの出会いでした。
僕ってホストに対して何にも夢見てたわけじゃないんですよ。ただ生きるために、食い繋ぐための手段としてホストを始めただけです。
それが気づけば11ヶ月も続いてるんだから、シンプルにこの仕事が向いてたんだと思います。シンプルにやってみて良かったです(笑)。
僕は仕事に対して意識は高く持っている方なんですが、昼職って一生懸命に取り組んでも給料は一律じゃないですか?
モチベが下がっちゃうんですよね。それが、夜の世界だと頑張れば頑張った分だけ数字が出るし、ちゃんと評価をしてもらえるんです。
フリーターでダラダラやっていた僕が11ヶ月も続いたのはそこかもしれません。
店舗最速でNo.1にはなりましたが、とにかくがむしゃらにやった結果です。
もちろん嬉しかったし、自分頑張ったもんなって思いました。頑張った結果がついてきたなと。
表紙を飾らせてもらったりと活躍の場は増えてきましたが、どれもゴールではなく、ターニングポイントの一つです。
ホストは流れで始めただけで、正直2年だけやろうって決めて業界に足を踏み入れました。
ホストのゴールは決まっていない
人生のターニングポイントのひとつ
将来の目標は、ざっくりいえば経営者!ホストって個人事業主で、ある意味会社経営と似ているなと考えています。
まずは目先の目標を、それを達成したら新たな目標を立ててそこに向かうだけです。
正直ホストのゴールは決まっていないけど、僕自身のゴールではない目標は決まっています。
今になって思うと、野球の経験が活きていると実感しています。
手を抜かないことの大切さ、そして努力を怠らないことです。
NARU HISTORY
小学校3年生 野球を始める
中学校3年生 練習が嫌で野球を辞める
高校卒業後 フリーターになる
→家から追い出される
2021年 ホストを始める
2022年 入店してわずか半年で
店舗最速No.1に輝く