なぜ彼女たちはキャバクラで働くのか。過去から今に至るまでのキャバクラHistioryを今回も根掘り葉掘り聞いてきました。実は誰も知らないレア情報もあるかも!?お見逃しなく!
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キャバクラで働こうと思ったきっかけはなんですか?
21歳の時、109でアパレル店員として働くという夢を叶えるため山口県から上京しました。そのアパレル会社は働けるようになるまで何回も審査を重ねるんですが、当時アパレル業界がすごく流行っていて応募が殺到していたらしいんです。そのせいか求人が出ていたのにも関わらず、実際は募集をしていなかったとかで結局そのブランドでは働くことができませんでした。
夢を諦めた直後、追い打ちをかけるように、家庭の事情ですぐにお金が必要な状況になってしまいました。そこで思いついたのがキャバクラだったんです。人見知りもしないし、人と話すのが大好きだったのでキャバクラで働けばいいやという軽いノリでやってみようと決意しました。それで一番初めに働いたのが今働いている「Donfin」の系列の「revju」でした。
系列店「revju」で働く決め手になったものは?
revju以外は体入をしていなくて、内見だけ行ったお店があったんですが、revjuはダントツで箱が大きかったので、ここに決めました。あとはその頃の店長さんのゴリ押しですかね(笑)。体入してすぐ「次いつ来る?」って感じで話が早かったんだけど、後から聞いた話、当時1ヶ月で80人面接して、私を含めて2人しか受かってなかったんだとか。「なんで田舎者でこんな芋みたいな私を選んだの?」と聞いたら「直感でピンっときた」と言われました(笑)。
働き始めた頃と今のキャバクラの違いはありますか?
私が始めたての頃のキャバクラって、今と比べたら相当キツかったと思います。6年も前のことなので、今は全くそんなことはないんですが、挨拶をしても無視、更衣室で着替えてる時とかももちろん会話なんてありませんでした。その先輩の無視は大体保証期間の約3ヶ月くらいを乗り越えられれば終わるんですが、それまでに辞めてしまう子も少なくはなかったと思います。
たまたま私は先輩に可愛がってもらっていたのであまり辛い思いはしてないんですけどね。昔はなにかヘマしたらすぐ呼び出されて怒られるのが当たり前でしたが、今はそんなことしたらすぐに辞めてしまうので問題があった時は必ずボーイさんを通して話すことになっています。
売れたきっかけになった出来事はありますか?
初めは全く売れてなくて1年くらいはお客さんがいなかったのですが、ある時アフターでサパーに行った時に、ちょんまげしてステージに立って踊ったことがあったんです。それから初めてステージに立ったキャバ嬢として少しだけ有名になりました(笑)。そのステージに立った私を見に来てくれたり、BARの人の紹介で会いに来てくれる人が増えたんです!
あとはSNSからの指名ですかね。Tik Tokやインスタを見て指名で来てくれる人もいました。中には女性の方まで来てくれるんですよ。インスタはフォロワーを増やすために結構頑張っていて、例えば更新は1日に2回するんですが、投稿する時間が私の中で決まってて午前6時と、午後6時なんです。
理由は午前6時はアメリカだと夕方くらい、午後6時は夜の仕事の人たちが起きて活動しだす時間帯だから。あとはハッシュタグにこだわったり、いいねを返すようにしたり。今じゃこの業界でSNSは必須のツールだし、やらないなんてもったない!
静華ちゃんのお給料の使い道は?
同業付き合いで飲みに行くことが多いので飲み代くらいであんまり物欲はない方かもしれません。キャバ嬢やホストってブランディングが基本だから身につけてるものって大事なんですよね。でも、私は時計もアクセも高価なものじゃなくていいし、なんなら時計Gショックでもいいと思ってるんですよ(笑)。だってネタになるし!やっぱりファッションが好きだから服は買うけどハイブランドしか着ないとかこだわりもないです。可愛いと思ったら買っちゃいますね。
キャバクラで働いて身についたこと、成長したこと
当たり前かもしれないけどテーブルマナーや気遣い、常識が身についたと思います。キャバクラって年間千単位の人と会話するレベルだし、いろんなことを知れるんです。毎日が新しい発見みたいな。お客さんによって接客スタイルも合わせられるようになったし、まずは自分が楽しむことがお客さんに喜んでもらう、楽しんでもらえるに繋がると思って接客してます。
とうどう しずか
26歳・3月23日・B型・158センチ
東京都新宿区歌舞伎町2-25-2荒生ビル2F
03-3202-3334