ヘルプが上手くなることが
売れるホストへの近道
これまで数々の記録を打ち出してきたノベルのともや社長にヘルプの重要性について語ってもらったぞ。やはり確固たる地位を確立してる方の言葉には重みがあった!
Novel
代表取締役社長
ともや
現在、人気店「Novel」の代表取締役社長兼プレイヤーとして、従業員を支えながらも自身もホストとしての高みを目指す。
編●今日はヘルプについて色々とお聞きしていきます。まず、ホストクラブでのヘルプの立ち位置とは?
ともや●ヘルプは自分の売り上げにもならないし、雑用というイメージがあると思うのですが、ヘルプって実は初回でつくよりもずっとチャンスがあるんですよ。
というのは、経験上ですが指名の女の子が連れてくる友達(業界用語で枝)って熱い傾向にあるんです。担当がいるお客さんの誘いできたということは、多少なりともお店に興味があるわけですから、初回でフラッと入ってくるお客さんよりも話をしやすいんですよね。
そして、その時のヘルプが良ければ、そのお友達からまた違うお友達といった感じで広がっていくと思うんです。
女性の口コミというのはこの業界でも効果絶大ですからね。ヘルプが良いお店は自然と良い評判が広がっていくと考えています。なので、ヘルプは雑用ではなく、お店の評判や売り上げにも大きく関わってくる重要なポジションだと思いますよ。
編●逆にお客さんから担当よりもヘルプの子の方が良いなという感じになりませんか?
ともや●そういうケースもありますが、そうなってしまうのは逆にヘルプ力がないのではないかと思います。
お客さんは担当に会いに来てくれてるわけで、その子の気持ちを揺さぶるのは良くない。あくまでも担当のサポート役に徹して、それ以上のことはしてはいけないと思うんです。
編●なるほど。ともやさん的に理想のヘルプとは?
ともや●その子にとってのサブ担という立ち位置。同じ店にサブ担がいれば、他店舗でサブ担を作ることもありませんので。
編●では上手なヘルプと下手なヘルプとは?
ともや●お客さんに時間を意識させない接客ができる人はヘルプ能力が高いと思います。担当が同じ卓にずっといることは難しく、その間はヘルプがお相手をさせていただきますよね。
例えば担当が10分間席を外れるとして、お客さんにその時間を長いと思わせないことができる人、いわゆる担当がいない時にその卓を楽しませることができるヘルプは素直に上手いと思います。
逆に下手というか何もわかっていないのは、店であった嫌なことをお客さんに話したり、自分が売れない相談をし始めるのはよくないですね。
お客さんは話を効いて欲しい立場なので。
編●時季的にこれからホストを始めるという人が多く、ヘルプにつく機会も結構あると思うんですが、気をつける点などあれば教えてください。
ともや●ヘルプ席は先輩の接客を間近で見られる特等席なので、吸収できるものは盗んで自分の営業スタイルを確立していけば良いと思います。
ただし、あくまでもお客さんを楽しませる事が大前提であることを忘れてはいけません。いくら新人とはいえ、お客さんにはそれは関係ありませんから。
お客さんを楽しませる上で、学んでいけばいいのではないでしょうか。
編●今日はありがとうございます。t
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