企画

【身の毛もよだつ最恐話15選】誰かに話したくなる!現役ホストが体験した怖い話⑭

怖い話

夏の風物詩といえば怪談。
今夏もMYHOSでは、現役ホストから集めた選りすぐりの恐怖体験記を紹介していきます。
結局、1番恐いのは人間だよね…

「鈍い音と激痛」

ALPHABET 森永ここあ
ALPHABET 森永ここあ

ホストデビューをした1stでは、当時3ヶ月以内にある程度の売上を出さないとペナルティがありました。

1ヶ月、2ヶ月と売上は一向に上がらず、危機感だけ膨れ上がっていた時、1人のお客様がシャンパンを入れてくださいました。
そのおかげでボーダーを超えることが出来てペナルティを免れたのですが、その後が大変でした。

そのお客様とアフターに行く約束をしたのですが、なんの知識もない僕は何をどうしていいのかさっぱりわかりませんでした。
そこで、掃除組の主に聞いたんですよ。
すると「枕やっときゃいい」と一言。
大先輩が言うから間違いないと、早速その流れに持っていきました。

しかし、問題が1つだけ。そのお客様は若干大きめだったのです。
横は僕の2倍以上あるために、息子が一切反応なし。
どうしたものかと悩んでいると先輩からさらにアドバイス。
「ドーピングすれば問題なし!」と。
そして、すっぽんエキス的なものを購入し、いざ戦いの場へと向かったわけです。

息子の反応は悪くない。
これなら1回戦だけであればいけると、自らを奮い立たし挑みました。
相手は想像以上にパワー型でしたが、僕も負けじと応戦。
すると僕の上に乗ってさらにヒートアップしたその時「ゴキャッ」という鈍い音がしたと同時に、強烈な痛みが僕を襲いました。

それでも動きを止めない相手に「もう止めてくれ〜」と半泣き懇願すると、若干ドヤ顔で「早いじゃん♪」と。
イッてねーよとツッコミをいれる余裕もないほどの激痛はどんどん酷くなる一方で、起き上がろうにも全く動けない有様。

結局その子が僕を担いで大久保病院に連れていってくれたのですが、骨盤が見事にズレていたようです。
それ以降、その子との連絡は途絶え、そして僕は騎乗位にトラウマを抱えることになりましたとさ。