だって好きなんだからしょーがない “俺 趣 味“ ALPHABET 森永ここあ

誰でもひとつは趣味があると思うけど、いま歌舞伎の最前線で戦っているホストたちもそれは同じ。ただ、少し違うのが稼いでいるだけに、それにかける費用が人より若干上だったりするんです（笑）。なんなら、趣味のために仕事を全力投球している人もいたり…。今回は、4人の猛者をクローズアップ！

my hobby is FIGURE & PLASTIC MODEL

ALPHABET
森永ここあ モリナガ ココア

幼少期に手に入らなかった反動が
只今、絶賛爆発中！

小さい頃からおもちゃに対しての欲が人一倍強かったのは間違いなくて、トイレに行く時間すら忘れてトミカで遊んでいる時に膀胱炎になったほど（笑）。そんなおもちゃ欲の強いここあ少年だったのですが、欲しいおもちゃはなかなか買ってもらえなかったんですよね。その反動で、大人になったいま爆発しているという感じでしょうか。
きっかけは高校生の頃に見た仮面ライダーディケイド。歴代のライダーに変身できる能力を持っていて、それこそ小学生時代に憧れていたライダーにも変身するわけですよ。そんなフィギュアが売られていたら、バイト代を注ぎ込むのは必然ですよ。しかも対象年齢が15歳以上のフィギュアとなるとクオリティはものすごい高いけど、お値段も1体1〜2万円なので、高校生のバイト代なんてすぐにぶっ飛んでしまいました。
ある日、いつものようによく通っていたお店に行くと、ショーケースに聖闘士星矢の黄金聖闘士12体がズラッと飾られていました。総額16万円というお値段で、当然ながら手を出すことが出来ず悔しい思いをしました。しかし逆に「いつか必ず…」という決意みたいなものが芽生えたのもこの時ですね。

これまでの総額
150万円

秋葉原と中野は僕にとってのTDL
無心になれる時間は最高の贅沢

歌舞伎に拠点を移し、ある程度稼げるようになった頃、フィギュア好きの知り合いのBARで聖闘士星矢の話になりました。当時見ていたフィギュアよりもさらにグレードアップしたものが販売されている情報をキャッチし、満を辞して中野のブロードウェイに足を踏み入れ、16800円で遂に1体購入。そこから本格的に僕のフィギュア収集がスタートしました。可動フィギュアは自分の好きなポージングにして飾れるのが1番の魅力。見て良し触って良しの最高の道楽（笑）。ただ、僕の集めているシリーズはプレミアがついて高騰している上に、なかなか店頭に並ばないので揃えるまでにはまだまだ時間がかかりそう。まぁ、そのもどかしさがたまらないんですけどね。
プラモデルは昨年の自粛中に始めたのでまだまだ初心者です。しかし、死ぬほどユーチューブを見て研究し、今では起きてから2時間作るのがルーティーン化しています。この数年間、ずっと仕事の事しかなかったので、この無心になれる2時間は本当に頭の中がすっきりとなれる貴重なリフレッシュ時間。黙々と何かに熱中できるのってある意味1番贅沢ですよね。近い将来、このプラモやフィギュアのオタクYouTubeを配信する予定で、いませっせと撮り溜めしている段階です。それを見てもらえば、僕の溢れるオタ魂がわかると思いますよ（笑）。夢は地下室のある一戸建てを購入して、そこは家族の誰も入れない趣味部屋にすること