ピンチこそチャンスに
NEOの新たなる一歩
NEOグルーブ「LUCKY」が遂に拡大移転!このニュ—スは瞬く間に歌舞伎町に広がり、その動向を関係者たちが固唾を飲んで見守る中、遂に5月26日にプレオープンが決定した。その名は「NEOPLus(ネオプラス」。今回はそのお店の取締役を務める江戸川愛蘭さんにお話を伺った。
新店舗はLUCKYに比べると1.5倍の広さです。これまでVIPルームやスタッフの待機室がなかったので、どうしても手狭になってしまうことがあったのですが、新店舗はしっかりとした高級感のあるVIPルームもありますし、スタッフがリラックスできる部屋も用意しています。このような箱を見つけることができたのはとても幸運でしたね。コロナ禍で歌舞伎町から撤退するお店が多かったのもありますが、こういう危機的状況化であっても、上層部が「ピンチをチャンスに」と動いてくれたからだと思っています。本当に感謝しかありません。また、今回のコロナによって気づかされた部分も多かったですね。こういう状況下であってもしっかり稼げる子はこれまでやってきたことが実を結び、お店におんぶに抱っこだった子はどんどん下に落ちていきました。そうなってもまだコロナやお店のせいにしている子は終わりだと思います。とは言え、それで見放すなんてことはしません。僕は来るもの拒まず去るものは追うタイプなんで(笑)。
昨年の今頃、歌舞伎町のホストクラブは集中砲火を浴びて、メディアがこぞって悪者扱いをしていた。しかし、現場ではそんな中でも生き残るために最良の手を探して必死になっているのを本誌も目の当たりしてきたのだ。感染防止の配慮もどこよりも早く行っていたのは何を隠そうホストクラブだと思っている。実のところ、人気店である「LUCKY」も売上が激減し先行き不安な日々を送っていたらしい。しかし、上層部の判断は前に進む事だったという。
上がGoサインを出したのなら、それに従いより良くしていくのは僕らの役目です。ただ単に拡大移転するのではなく、全てのスタッフがレペルを上げてその日を迎えるのが当然だと思っています。なので、LUCKYでは一度みんなの役職をフラットに戻し、オープンまでの期間で売上も当然ですが、人間性なども重視して役職を見直しました。そこで僕は取締役というポジションをいただきましたが、個人的にはこれは通過点に過ぎません。以前もお話しましたが、僕が今見ているのは代表なので。お店も同じで新規店を出してゴールでは決してありません。いまNE0グループは歌舞伎に3店舗構えていますが、それぞれのお店から1店舗ずつ新たに出すことが出来れば6店舗。そしてまたその6店舗が1店舗ずつ出せば・・・と2S3年後にはそうなっていたいですよね。そういったビジョンを明確にすれば、自ずとやるべき事がそれぞれ見えてくるものです。
常に先を見ているところは相変わらずである。それも夢物語ではなく、しっかりとした根拠があるから実現可能にしか聞こえない。そんな愛蘭さんの異名はMr.ストイック(笑)。何か選択する時に常に困難な方を選ぶなど、己に甘えを許さない性格なのだ。そういった行動ができるのはどの業種であってもほんの一握り。しかし、逆にそんな愛蘭さんについていける人問はいるのだろうか?
いやいや僕がこういった性格なだけであって、何も真似しろなんて言いませんよ。強制的にやらせたところで何にも生まれないですしね。ただ、僕が率先して行動に移し、それで結果をしっかり出せれば、その姿を見て「自分も!」と思ってくれたら良いんです。だからこそ、誰よりも自分に対して厳しくあるべきだと思っています。と偉そうな事言ってますが、これまで様々な経験をしてきたからこそ今の自分があるだけなんですけどね。様々な経験談は、いずれYouTubeで話しますよ(笑)。
しっかり宣伝するあたりはサスガ(笑)。最後に1つだけ。オープンまで秒読みとなった現在、これまで和気あいあいのアットホーム店だったLUCKYではある変化があるというが?
そうなんですよ。数ヶ月前までは仲良しこよしで何か物足りなさを感じていたのですが、最近はお互いにマイクで煽ったりと良い感じの緊張感があります。「あいつには絶対に負けたくない!」そういった感情ってホストクラブにはやっぱり必要ですよね。幹部同士は付き合いが長いからそ
ういったバチバチ感がないので久しく忘れてました(笑)。そういうのもあって下の子の成長率がものすごく高くなっていて、いまお店はヤバイぐらい楽しいです。拡大移転に向けて全員のモチベーションが高くなっているのが伝わってきますね。だからこそ、新店舗やこれからのNE0グループには成功の絵しか見えないです。
NEO PLUS 江戸川愛蘭取締役
東京都新宿区歌舞伎町2-36-5 清建ビル2F
tel.03-6380-3504