企画

HOT WORD 〜ゲイボーイ〜

数々のメディアに取り上げられ、その世界では最高峰に辿り着いたまどかさん。しかし48歳にして、全てを捨てて歌舞伎でゼロからのスタートに戸惑いはなかったのか?まどかさんを昔から知っているある人は「あれだけのことをやってきた人なのに、若いホストにバカ呼ばりされて、見てるこっちが痛々しい。なんでそこまでやるの?」と言う。

これまでやってきた経験は決して無駄ではなく、歌舞伎でも役に立っているのは確か。でも新しい街で、それまでの栄光やプライドなんてものは必要ないわ。私は挑戦者。人間は慢心したらそこで終わりだし、これまでも天狗になってダメになっていった人をごまんと見てきたから。

これまでよりも大事なのは〝いま〟。昔人気あったから何?いまはどうなの?昔の栄光を引きずっているあなたはとっても惨めに映ってるのよ。

今の時代、心の病に侵される人は後を絶たず、最悪のケースは自殺という結末で、まどかさんも歌舞伎で実際にご遺体を目の当たりにしてるという。偽善ではなく「どんな形でもいいから人のためにしたい」という言葉に嘘偽りは微塵も感じられない。まどかさんが病んでる人に必ずかける言葉がある。「あなたは大丈夫よ」

 

撮影後記
まどかさんはとにかく饒舌。1つの質問に対し10で返し、しかも内容も面白い。気づけば30分程度の撮影予定が1時間半以上になっていました。昨年、まどかさんが働く「ワンチャンス」周辺で何件もの自殺が起こり、歌舞伎町の闇の部分を目の当たりにした。若い命が自らの手で絶たれることに深く傷つき、何か自分に出来ないかを毎日考えていたとか。今回の撮影で“ゲイボーイ”の認識はガラリと変わりました。通ってしまうかもと思ってしまう自分が少し怖い(笑)

 

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