インタビュー

【ホストの足跡】EAGLE 相沢雅

EAGLE 相沢雅

人気ホストの半生を綴る人気企画「足跡」。
今月も改めて人気ホストは、外見だけじゃなく内面も魅力的だと再認識させてくれました。

EAGLE

東京都新宿区歌舞伎町 2-21-2 ソフィアビル2 7F
TEL:03-6205-5066

EAGLE 相沢雅

怒らず温厚な「仏」と言われるホストは手のつけられないヤンチャすぎる少年時代だった

 兵庫県の姫路市出身で、小さい頃はとにかく釣りばっかりやってました。
夜釣りが特に楽しくて、夜中に家を抜け出して1人で夜釣りに行くんですよ。
そうすると母親がライトを持って僕のことを探しに来るんですが、とにかく逃げまくって捕まらないようにしてました(笑)。
小学生時代はその程度のヤンチャだったのですが、中学では自分で言うのもなんですが、手がつけられないほど荒れていましたね。

 中学では、体がガッシリした体育の先生と木刀を持ち歩いている社会の先生が、荒くれ共が集まる学校を治めてました(笑)。
血の気が多かった僕らは、よくこの2人と喧嘩になっていました。
体育の先生には勝てたのですが、社会の先生がめっちゃ強くて、いつしか倒すことが僕らの目標になっていたんです。
木刀を持ち始めたのには理由があって、兄貴や先輩たちから先生に「喧嘩を売ってこい」と煽られるんですよ。
でみんな返り討ちにあうと、そのまま体育館の準備室に引きずって連れてかれてボコボコに。
友達なんて、パイプ椅子で1時間以上も殴られていました。
それでその先生が生徒と戦いすぎて手首を壊したので、木刀を持つようになって木刀先生が誕生したわけです(笑)。
ちなみに僕は負けたのが悔しすぎて、学校には行かずに現場仕事で筋力をつけてリベンジをして勝ちました。
今ではその先生と数年に一回会う関係になっています。

EAGLE 相沢雅
 中2の時はもっと酷くなっていて、ある日、原チャリを盗んだんです。
その原チャリの持ち主が怖い人のものだったみたいで、エンジンをかけた瞬間に持ち主が車で追いかけてきたかと思うと、僕めがけて突っ込んできたんですよ。
やばいと思って原チャを乗り捨てて、線路脇のフェンスをよじ登って、草むらの中に隠れたのですが、なんと車もそのままフェンスに突っ込んできて、結局見つかってしまったんです。
しかし僕らは7人、相手は2人だったんで、みんなで袋叩きにして、しかもその車に乗って帰りました。
後日、僕ら7人全員の住所を特定されてしまい、慰謝料として1人300万が請求されました。
知り合いに偽造の身分証を作ってもらい、現場仕事をしてしっかり返済させられましたね。
その他には暇つぶしで消火器をばら撒いたり、友達と夜の学校に行って、バットで窓ガラスを200枚くらいを叩き割って回ったり、バイクで警察と追いかけっことかもしていましたね。

EAGLE 相沢雅

母に勧められてホストの道へ

 中学を卒業してからはしばらく現場やってたんですが、17歳くらいで親に「面倒を見きれない」と言われて家を追い出されました。
その後1年くらいパチプロとして生計を立てていたのですが、あるとき母親に「アンタ、モテるしホストやったらいけるんちゃう?」と言われ、18歳の誕生日に大阪のホストクラブに体入に行き、そのままそこで働き始めることに。
で、そのお店には2年くらいいて、歌舞伎に来たのは21歳直前の時です。Drop、LIPS、EAGLEと順調に経験し、出戻りもしましたが今のお店に落ち着きました。

 Drop、EAGLEでは、入店当初はイラついて店のパーテーションを割ったり、トイレを蹴り壊したり、壁を殴って穴開けたりしてました。
僕の度重なる破壊行為でお店がどんどん綺麗に修復されていったので結果オーライということで(笑)。
もちろん全部弁償しましたし、今ではそんな行為をすることは絶対にありません。
昔はいろいろヤンチャでしたが、今はもう怒らない穏やかなホストですよ。女の子からも従業員からも「仏」って言われてるくらいなので(笑)。
今のお店の専務にも「人間てこんなに変われるんだって雅を見て思った」って言われました。
わんぱくな少年時代の話なら他にもまだまだあるので、ぜひ聞きに来てください!

MIYABI HISTORY

小学生  海釣り少年
14歳  中学の先生とバトルに明け暮れる日々
16歳  現場職人
17歳  パチプロ
18歳  大阪でホストデビュー
21歳  Drop入店
25歳  EAGLE入店

EAGLE 相沢雅

EAGLE 相沢雅

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